
今回ご紹介の非常食はこちら!希望食品のアルファ化米「白飯・わかめご飯・菜飯」
災害時の備えとして注目が高まっている非常食の中でも、手軽に調理できるアルファ化米は大注目の非常食です。今回は前回に引き続き、希望食品株式会社のアルファ化米をご紹介します!
群馬県藤岡市にあるアルファ化米製造メーカーです。東日本大震災で経験した「食糧が届かない」問題と、障害者の就労支援の安定した授産活動を両立するため設立されました。アルファ化米の製造販売を通じて、障害者支援と防災を両立する事業を展開しています。
製品パッケージとラインナップ
現在のラインナップは以下の通りです(2025年5月時点):
- 白飯
- 菜飯
- わかめご飯
- カレーご飯
- ひじきご飯
- 五目ご飯
- ガーリックトマトご飯
- 玄米ご飯
- おかゆ(プレーン)
- おかゆ(梅入り)
今回は、この中から定番中の定番ともいえる「しろ飯・わかめご飯・菜飯」の3種を実食し、ご紹介します!
賞味期限5年と長期保存が可能
希望食品のアルファ化米の賞味期限は、製造から5年間で長期保存が可能です。
軽くかさばらないので、災害備蓄用としての保管に最適です。
アレルギーにも対応
アレルギー特定原材料28品目を不使用なので、小さな子どもやアレルギー体質の方にも配慮されています。
利便性と安全性を両立したパッケージ設計
非常時においても安全かつ確実に調理できるよう、希望食品のパッケージには以下のような工夫が施されています!
- Rノッチ:開封時に指先を傷つけないよう、袋の切り口に丸み(R処理)
- ウェストカット:パッケージの側面に段差があり、外側から触ることで注水線の位置を確認
- すべりにくい印刷:袋の下部には特殊印刷が施されており、濡れた手でも滑りにくく、取り扱いやすい
こだわりがすごい!
しろ飯を実食
それではまず最初に、しろ飯を実食します!

希望食品のアルファ化米シリーズは、この黄緑色を基調としたパッケージとキャラクター「のぞみちゃん」が目印です。

パッケージ裏には、大きく調理方法が記載されてます。
その他に原材料や栄養成分表示、注意事項の記載があります。さすが白米なだけあり、原材料もうるち米(国産)とシンプルですね。
保存料などは不使用なので、いざというときも安心して食べることができます。
調理方法

こちらはシリーズ通して共通の調理方法です。なかには調味料の小袋が入っているものがありますので、その場合は、熱湯もしくは水を入れる前に調味料を入れます。
- 開封後、中から脱酸素剤とスプーンを取り出し、袋の底をしっかりと広げる
※製品によっては調味料の小袋が入っているので、そちらも取り出す - 袋の内側の中水線(下:ご飯、上:雑炊)に沿って熱湯、または水を注ぐ
※調味料の小袋が入っていた場合は、熱湯や水を入れる前に中に入れる - 袋のチャックを閉め、規定の時間(熱湯:15分、水:60分)まで待つ
出来上がったら、底のほうからしっかりとほぐしていただきます。
開封し調理スタート
パッケージ上部を手で切り取ります。
レトルト食品など切り取り口を手で切り取ると、斜めになったりしてうまく切れないことがありますが、このアルファ化米のパッケージはものすごく切りやすく、異常なまでにまっすぐきれいに切り取ることができます。
前回に引き続き4個目の開封ですが、いずれも切り口はまっすぐきれいに切り取ることができました。
ストレスなく開封できることは、嬉しいですね!


開封し中を確認すると、アルファ化米の中に脱酸素剤とスプーンが入っています。
まずはそれらを取り出します。

今回はお湯でご飯を作りますので、内側の中水線の下側の線までお湯を注ぎます。
お湯を入れたあとは、満遍なくお湯が行き渡るように、付属のスプーンで底のほうからしっかりとかき混ぜます。

上部のチャックを閉め、15分(水の場合は60分)待ちます。
出来上がり

出来上がりました!
ごはんが塊になっているので、食べる前にほぐします。

たまに糠臭いご飯にあたることもあるのですが、こちらはそういうこともなく、ふっくらしたごはんです。
規定量で調理したのですが、やや固めの仕上がりで、おにぎりにしてもよさそうです。
量は100gと他メーカーのアルファ米と同じで、軽く茶碗2杯分くらいの量があります。
一袋で結構お腹いっぱいになるので、普段食べる量が少ない人はおにぎりにしておくなどして、2回分の食事として分けてもいいかもしれません。
ちなみにですが、この付属のスプーンが何気に良いサイズで、とても食べやすいです。
しろ飯の原材料・アレルギー成分など
内容量 | 100g |
賞味期限 | 製造から5年 |
成分表 | 熱量:381kcal たんぱく質:5.8g 脂質:1.3g 炭水化物:86.6g 食塩相当量:0.0g |
原材料 | うるち米(国産) |
アレルギー物質表示 | 特定原材料等28品目不使用 |
わかめご飯を実食

次はわかめご飯です。
パッケージはしろ飯と同様に、黄緑カラーでかわいいのぞみちゃんが目印!

パッケージ裏には、調理方法や原材料、栄養成分表示などの記載があります。
原材料はうるち米、食塩、乾燥わかめ、こんぶだし、かつおだしと非常にシンプル!
もちろんアレルギー物質特定原材料28品目不使用です。

開封すると、アルファ化米の中にスプーンと脱酸素剤が入っていますので、取り出します。
アルファ化米は、しろ飯と比べると、うっすら茶色っぽい色味をしています。
原材料の中にこんぶだしとかつおだしの表記があったので、味付き調理済みのご飯だということが分かります。
わかめご飯の調理スタート→実食
わかめご飯の調理方法は、しろ飯と同じです。
熱湯もしくは水を、パッケージ内側の注水線(上が雑炊、下がご飯)に従って注ぎいれます。
しっかりとかきまぜたら、上部のチャックを閉めます。
熱湯なら15分、水なら60分待ったら出来上がり。

出来上がりがこちら!
出来立てはご飯が塊になっているので、スプーンでしっかりとほぐすとふわふわのご飯になります。
ちなみに味付きご飯の場合、底のほうからしっかりと混ぜてほぐしておかないと、味に偏りが出やすいので注意が必要です。
開封したときはわかめの量が少ない印象でしたが、いざできあがるとパッケージ写真同様にたっぷりわかめが入っていることが分かります。
わかめ好きにはたまりません!

出汁ご飯の味はほんのりといった感じで主張しておらず、歯触りの良いわかめと、ほどよい塩気がいい感じです。
このボリュームたっぷりなわかめが嬉しいですね。わかめ自体も大きくて、食べ応えがありました。
わかめご飯の原材料・アレルギー成分など
内容量 | 100g |
賞味期限 | 製造から5年 |
成分表 | 熱量:374kcal たんぱく質:7.1g 脂質:1.0g 炭水化物:84.1g 食塩相当量:2.3g |
原材料 | うるち米(国産)、食塩、乾燥わかめ、こんぶだし、かつおだし |
アレルギー物質表示 | 特定原材料等28品目不使用 |
菜飯を実食

最後は菜飯です。
菜飯とは、一般的に青菜の炊き込みご飯、もしくは混ぜご飯のことです。
菜飯に使う青菜も、カブや大根の葉の他に、小松菜や広島菜など地域や作る人の好みによって変わります。
ちなみにふりかけの菜飯(三島食品)には、広島菜と京菜、大根菜が使用されていました!
では希望食品の菜飯に使われている青菜は何かといえば…。

パッケージ裏の原材料を見ると、希望食品の菜飯には「こまつな」の記載があります。ということで、小松菜が正解でした!
ちなみにこの菜飯も、保存料や化学調味料、アレルギー物質28品目不使用です。

開封すると、出汁で調理済みのうっすら茶色いアルファ化米の中に、スプーンと脱酸素剤が入っています。
まずはスプーンと脱酸素剤を取り出しておきます。
菜飯の調理スタート→実食
調理方法は、しろ飯と同じです。
熱湯もしくは水を、パッケージ内側の注水線(上が雑炊、下がご飯)を目安に注ぎ入れます。
しっかりと混ぜた後、上部のチャックを閉め、熱湯なら15分、水なら60分待ちます。

出来上がりです!
具材や塩が底に溜まり味に偏りが出るのを防ぐため、食べる前に、付属のスプーンで底のほうからしっかりほぐしてください。

菜飯のいい香りがします。
ご飯はほのかに出汁が効いていて、ほどほどに塩気もあります。
わかめご飯と比べると味がしっかりしています。小松菜も粉末ではなく、形がわかるほどの大きいので満足度が高いです。
小松菜の香りや風味もしっかり感じ取れるのがいいですね!
ご飯の量も軽く茶碗2杯分程度はありますので、食べ応えがあり、おかずがなくてもお腹いっぱいになります。
今回ほぐし方が適当だったせいで、底のほうにいくにしたがって味が濃くなってしましました。上のが味気ないなと思ったら、もう一度底のほうからほぐしてみてください。
菜飯の原材料・アレルギー成分など
内容量 | 100g |
賞味期限 | 製造から5年 |
成分表 | 熱量:375kcal たんぱく質:7.6g 脂質:1.3g 炭水化物:83.3g 食塩相当量:2.5g |
原材料 | うるち米(国産)、こまつな、食塩、こんぶだし、かつおだし |
アレルギー物質表示 | 特定原材料等28品目不使用 |