
非常食は最低でも3日分は必要
よく非常食は何日分用意すればいい?と聞かれます。実際災害に遭ってみないとどれくらい本来必要なのかはその時になってみないと分かりませんが、最低でも3日分の蓄えがないと厳しいという話を聞きます。
一時的な停電であれば数分、数時間で復旧しますが、災害による断線や水道管の破裂などがあった場合は1日での復旧は難しく、最低でも3日、長いと何カ月も要することになります。
家にある生鮮食料品や何気なく備蓄している食品以外で、最低でも3日分の食料は確保しておくべきだと思います。
一日に必要な非常食の量はどれくらい?
非常時でも通常の日常と同じくらいの量の食料が必要となります。 普段の日常生活と同じとはいかないものの、同等の生活を送りたいと考えるのであれば以下くらいの非常食が1日に必要となります。
- 朝食:パン缶(もしくはバランス栄養食)、水
- 昼食:おかゆ、缶詰、水
- 夕食:お米、レトルト食品、水
男性であればレトルトのおかず1品では少ないと感じるかもしれません。 また子供がいる家庭や、災害のあと片付けなどで労働をするのであれば、お菓子などがあった方が良いでしょう。
1日に必要な水の量
災害時には水が貴重となるため、充分な水分の摂取が出来なくなる可能性があります。 それを避けるためにも、非常食と一緒に備蓄しておく必要があります。
人間1人が1日に必要な水の量は2~3Lと言われており、冬場でも2Lは飲めるように1人つき2Lのペットボトルを1本準備しておくと良いでしょう。
【1人暮らし】3日分の非常食リスト
1人暮らしの場合、たくさんの量を備える必要はありませんので、自分の好きなものを食べられる量だけストックしておけば問題ありません。
1日の非常食メニュー例
- パン缶
- インスタントスープ
リゾット
- アルファ化米
- おかず(ハンバーグ)
- インスタントスープ
好きなものに置き換えて購入
例えば上記の”1日の非常食メニュー例”ですが、朝食にパンとスープではなくカロリーメイトだけでも問題ないですし、カップラーメンの備蓄があればそれを使っても問題ありません。パンが好きなら1日パンばかりでも良いでしょう。
一人暮らしの場合、これらを3日分用意すれば3日間の非常食が完成です。
しかしあまり糖質が多いと倦怠感など体調を崩しがちなので、なるべくなら野菜関連の非常食を取り入れて普段の生活に近い食生活を送れるよう準備しておきましょう。
お菓子も非常食に
またお菓子も非常食になります。
スナック菓子やチョコレートなども非常食として活用できますので、普段の買い置きを少し多めにして常にストックされている状態にしておけば、いざという時困りません。ただ、こちらも災害時お菓子しかないということにならないよう、食事関連のストックもするよう心がけましょう。
1人分の非常食がセットになったもの
非常食を買っておきたいけど、たくさんありすぎてどれを買ったらいいかわからない。
そんな時はすでにセットになったものを購入しましょう。
今いろいろなメーカーで下記のような1人分×3日分のセットも販売されています。それを活用すればとてもラクに災害用備蓄の準備ができるのでオススメです。
ご飯類ばかりのものやお菓子類がメインのもの。パン、おかず、諸々がセットになったものまでたくさんあります。自分が見ておいしそうだなと思ったものを買ってみましょう!
家族3人分の3日間非常食リスト
小学生の子供1人と夫婦二人と仮定した3人家族の非常食として、下記のようなメニューを例にあげたいと思います。
小学生1人の子供がいる家族の非常食例
- アルファ化米おにぎり(2個×3人分)
- 味噌汁(3個)
- 味付け魚の缶詰(2個)
- リゾット(3個)
- インスタントスープ(3個)
- 野菜ジュース(3個)
お菓子缶(1個また適量)
- アルファ米(3個)
- カレーなどのレトルト(3個)
おかずの非常食を置き換えて
非常食として備蓄しやすいものを例に挙げてみました。
もちろんご飯ものをパックのご飯に全て置き換えても良いですし、長期保存ができるパンを加えてみても良いと思います。また最近ではおかずのレトルト非常食も多数販売されていますので、レトルトカレーだけではなく、ハンバーグのレトルトや具材がたくさん入ったスープなども置き換えメニューとしておすすめです。
家族の好きなメニューを組み合わせ、それを3日分用意すれば、3人家族の非常食が完成します。
子供の野菜不足が気になったら
やはりレトルトだけでは野菜不足が気になる。そんなときは野菜ジュースがおすすめです。
普段からロ買い置きしておくのもいいですし、災害備蓄用の長期保存が可能な製品も販売されています。そちらを購入しておくのも良いでしょう。
家族の非常食がセットになったもの
家族分が補えるセットの非常食ももちろん多数販売されています。
ただ中身はご飯やパンがメインだったりして、おかずが十分でなかったり、おやつが入っていないなどかゆいところに手が届かないような印象があります。
そういう時はセットの非常食に足りない分をプラスして備蓄しておけば、いざという時安心です。スーパーなどにも、最近は非常食のコーナーが展開されているのでそこで良いものがあれば、買い足しておきましょう。