
ライフラインが停止する緊急時には、水の確保が重要になります。 非常食の中には水と混ぜて食べるものも多いですが、使ってしまうとせっかく飲み水を用意していてもすぐに尽きてしまいます。
そのような時にあって便利なのが、水を使わなくても食べることができる非常食です。
非常食には、水で調理するタイプのものが多いですが、水不要・調理不要なものもたくさんありますので、いくつか入れておくといざという時役立ちます。
それにスープなど水分を含む非常食を準備しておけば、食事と同時に水分補給ができるので、熱中症や脱水症の予防にもなります。
ごはん
非常食用のごはんには、水やお湯で調理するアルファ化米が多いのですが、調理済みのごはんがレトルトパックや缶詰になったものがあります。
レトルトパックのごはん
調理済みのごはんが入っているので、調理不要です。 水分多めのおかゆやリゾットなどの味付きのごはん多く、飲み水がなくても食べやすいのが特徴です。
おにぎりがそのままパックになった非常食
レトルトパックのごはんの中には、おにぎりそのものをパックにしたものがあります。
これは水分量も普通のごはんと同じなので、しっかり持って食べることができます。
水お湯を使って調理したくないけど、普通のごはんが食べたい人にオススメです。
缶詰タイプのごはん
缶詰のごはんといえば、缶飯と呼ばれる湯煎して食べるタイプのごはんが多いですが、中にはあたためなくても食べられるタイプのものも販売されています。
やわらかめのごはんのものが多いですが、おかゆほどではありません。
缶飯に比べ、水分量の多いごはんで好みが別れますが、柔らかいごはんが好きな人にはオススメです。
調理用の出汁がセットになったごはん
非常に珍しいタイプの非常食ですが、出汁とアルファ化米がセットになった「イザメシ丼シリーズ」という製品があります。
アルファ化米を食べる場合、水を別途用意しなければいけないのですが、これは出汁が付属しているので、水を使う必要はありません。
セットの中にはスプーンも入っているので、食器も不要。これ1つで食事を完了させることができる優れものです。
おかず
非常食のおかずになる惣菜は、ほとんどの場合レトルトか缶詰なので、水は不要です。
しかし中にはあたためなくてはいけないものもあるので、湯煎したりする必要のない製品を選ぶと水を使わずに済みます。
麺類
カップラーメンなどは、必ず水やお湯が必要になります。 カップラーメンは1食につき、約400ml前後のお湯が必要になるので、水が不足する災害時には、十分な量のお湯を使うことのできない可能性があります。
非常食の中には、すでに調理済みがレトルトや缶詰になっているものも販売されているので、一部このような非常食をストックしておくと便利です。
パン
パンの非常食のほとんどは、缶詰や袋からそのまま食べられるので、水や調理は不要です。
パンの非常食はたくさんの種類があるので、自分の好みのものを選ぶことができます。
おやつ系の非常食
おやつ系の非常食も水は不要な物が多いです。 とくにクッキーやビスケット、バランス栄養食タイプの非常食は、袋を開けるだけですぐに食べられます。
避難所などでも食べやすく、持ち出し袋に入っていると助かる非常食です。
お餅の非常食
お餅系は乾燥した餅をもどすため、水が必要ですが、中には戻し水が入ったものもあります。