今回の実食はコレ!アルファー食品の『安心米おこげ ぜんざい』を食べてみました!
今回はアルファー食品の「安心米おこげ ぜんざい」を実食してみました。
「非常食なのにぜんざい?」と違和感を覚える人もいるかもしれませんが、現在では甘味の備蓄食品も充実してきています。 例えば、お餅・チョコ・ようかん・ケーキなど、多種多様なスイーツ系非常食が販売されています。 こうした甘い非常食は少量で高カロリーを摂取できるため、少食な高齢者やお子様にとって効率の良いエネルギー源になります。
今回の安心米おこげ ぜんざいは、アレルギー特定原材料等27品目が使われていない製品です。 こうしたアレルギー持ちの方への配慮もあり、日本災害食学会認証商品にもなっています。
あくまで甘味なので、栄養バランスは良いとは言えません。 しかし前述のような特長があるため、人によっては付加価値の高い非常食になると思い、今回実食してみました。
いざ実食
今回のメンバー
(アラフォー/男性/独り身/東京)
食べることが好き。自宅には食品が溢れていてナチュラル備蓄状態になっている。早く何とかしないと…。
(アラフォー/女性/ばついち/東京)
愛犬とふたり暮らし。もしものときのサバイバルをそろそろちゃんと考えなきゃーと思いつつ何もしてない。
(30代/男性/一人暮らし/東京)
休日は自炊するけど実は味オンチ。何でも食べられるので非常食にも興味がある。
(40代/男性/薄毛と格闘中/家族3人 犬が欲しい/東京)
非常食は賞味期限の長さより美味しさを優先したいタイプ。たいてい遠い目をしている。
今回はこの東京メンバー4人での実食となります。
実食前
安心米おこげ ぜんざいが届いた時の第一印象は「意外と大きい」でした。 メインの食事ではなく、サブ非常食、いってみればデザートのようなイメージだったので予想外のサイズに驚きました。
内容物の確認
内容物は3つだけ。ぜんざいの袋におこげを入れ、スプーンで混ぜるだけですぐに食べられます。 ぜんざいの袋が食器代わりになるため、別に食器を用意する必要もありません。
実食スタート
ぜんざいは温めて食べることもできますが、レンジが使えない場合は湯せんすることになります。 そのため、災害時に温めるのは難しいケースが多いと思われます。 また、常温でも美味しく食べられるという触れ込みの商品なので、今回は常温のまま実食しました。
おこげの袋の中身
ぜんざいの袋の中身
ぜんざいの袋におこげを投入
スプーンで混ぜ混ぜして実食
サクサクしたおこげと甘さ控えめの上品なぜんざいが絡み、味の評価は上々でした。 ただスプーンが底まで届きにくく、「食べにくい」という声が多かったです。
【実食の結果】アレルギー持ちの方に配慮された災害時の貴重な甘味
今回は災害時の甘味としてありがたい、「安心米おこげのぜんざい」の実食でした。 アレルゲン特定原材料等27品目不使用なので、アレルギーのある人が被災した際には安心して食べられる甘味として活躍を期待できます。 しかしアレルギーのない人の場合は主食にはなりにくい点がネックになり、「積極的に備蓄したい!」という意見は聞かれませんでした。
まとめ:アレルギー持ちの方や甘いもの好きな方におすすめ
今回は甘味ということで、「メインの食事にできるかどうか」で評価が分かれると思います。 また「アレルゲン特定原材料等27品目不使用」というセールスポイントがあるので、食物アレルギー持ちの方にはおすすめできます。 賞味期限も長く、非常食としての性能(備蓄しやすさ、食べやすさ)は悪くないため、甘いもの好きなら備蓄を検討しても良さそうです。
食物アレルギーのある人には付加価値が高い
災害時は物流がストップし、食品が手に入りにくくなることも珍しくありません。 したがって食物アレルギー持ちの人は、食べられる食品が余計に入手困難になります。 とりわけ、甘味で「アレルゲン特定原材料等27品目不使用」という食品は貴重な存在となるはずです。
食物アレルギーは小児、特に乳児に多く、乳児の場合はおよそ10人にひとりが発症していると言われています。 大人なら甘いものがなくても我慢できるかもしれません。 ですが、こどもの場合はなかなかそうもいかないでしょう。
おこげぜんざいは、被災時のおこさまに安心して食べさせられる貴重な甘味です。 食物アレルギー持ちの人や、小さなおこさまがいるご家族には付加価値の高い製品と言えるでしょう。
非常食としての性能は及第点
甘味の非常食というと、「被災時に甘味なんて贅沢では?」と感じる方も少なくないかもしれません。 しかし、この製品は食物アレルギーへの配慮だけでなく、非常食としての性能も一定の水準に達しています。
例えば、食器が不要な点、火や水分なしで手軽に食べられる点、備蓄のしやすさ、保存期間の長さなど。 非常食として重要なポイントはしっかり押さえていて、被災時にしっかり活躍できる実用性を備えています。 そのためメインの食事として考えられるのなら、備蓄食のラインナップに入る余地がありそうです。
疲れた時や食事のアクセントにおすすめ
おこげぜんざいを1食として考えられる人でも、こればかりを連続で食べるのは難しいでしょう。 甘さは控えめですが栄養バランスが良いとは言えないので、備蓄するにしても1食分くらいがちょうど良いと思います。
食べるなら、被災生活に疲れた時、あるいは被災食に彩りが欲しい時のアクセントとして利用すると良さそうです。 糖分は体のエネルギー源にしやすく、脳に働きかけることで気分をリラックスさせる効果があります。
例えば、被災後数日経って不自由な生活に心身がまいった時など、こうした甘味を食べられると元気を出せそうです。 「必ず備蓄したい製品」とは言えませんが、何か魅力を感じるポイントがあれば1食分くらいはストックしても良いかもしれません。
食べ終えた感想
- 生きるのに必要な糖分やカロリーを手軽にとれるのは良い。
- 甘さが上品でおこげの食感と合っている。
- 調理に時間がかからない点も良い。
- あくまで甘味なので食事という面ではちょっと物足りないかも。
- 容器の切り口で手や口を切りそうなので子供やお年寄りは注意した方がいいかも?
- 容器に対してスプーンが小さく少し食べにくい。
- 容器に口をつけて食べないとポタポタこぼれる。
- ゴミは一番外のパッケージ袋にまとめられて良い。
- おこげはサクサクした食感で乾燥しているけどぜんざいの水分があるので食べやすい。
- 「もち」だとお年寄りが詰まらせる危険があるのでおこげで良いと思った。
- 温めなくても十分においしいです。
- 非常食のバリエーションが広がっていい。
- しっかり甘く満足感があるけど、くどくない。
- 個人的には「一食分」になり得る。
- 甘いのでエネルギー補給できた感がある。
- ガレキ片付けなどの力仕事がある時に力が出そう。
- 数日これのみだとキツいかもしれないけど個人的には悪くないです。
- パッケージ前面に特徴が記載されていて◎(賞味期限もあると良かった)。
- 容器の底にスプーンが届きにくいので切れ目があって半分にできたら良さそう。
- 甘味にしてはパッケージが思ったより大きく備蓄しづらそうに感じた。
- 甘みが強すぎないので食べやすく、誰にでもおすすめできそう。
- おもちや緑茶が欲しくなる味。
- おこげはサクサク、汁はサラサラ系なのでお菓子感覚で食べやすい。
- 1食にするには少ないしバランスも悪いのでメインと食べるかおやつにしたい。
- 混ぜるだけなので食べられるし、水なしでも問題ないのでどんな状況でも食べやすい。
- 優先順位は高くないが備蓄スペースに余裕があれば検討したい。
- 値段は400円くらいなのでコスパは個人的にイマイチ。
- ほどよい甘さでおいしい。
- アレルギー物質27品目不使用なのでアレルギー持ちの方にはありがたい。
- 温めたほうがおいしそうだが、そのままレンジで温められないのは不便。
- 1食分としては我慢できる量。
- 最後の方はスプーンが届ききらず少し食べにくい。
- 容器の切り口が鋭いので小児などは切ってしまわないか心配。
- おこげはぜんざいに入れて時間が経ってもサクサクしておいしい。